研究紹介・研究成果

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16May2023

こどもの希少免疫疾患「若年性皮膚筋炎」の 症状や病態と関連するタンパク質の特徴が明らかに~個別化医療やバイオマーカー開発に期待~

千葉大学大学院医学研究院の佐藤裕範特任助教、井上祐三朗特任准教授らの研究グループは、かずさDNA研究所、北海道大学、信州大学、日本医科大学、京都府立医科大学との共同研究で、若年性皮膚筋炎(Juvenile dermatomyositis: JDM)患者血清の高深度プロテオーム解析を行い、臨床症状や病態に関与するタンパク質の特徴を明らかにしました。その結果、特に抗MDA5抗体を持つJDM患者の血中には、Ⅰ型インターフェロンや免疫プロテアソーム活性に関わるタンパク質が多く発現していることが分かりました。これらの結果は、今後、新たな治療法やバイオマーカーの開発に役立つ可能性があります。  本研究成果は国際医学雑誌 Rheumatology に掲載されました(2023年4月13日)。