災害治療学シンポジウム
災害治療学シンポジウムin千葉2021
「災害治療学シンポジウムin千葉2021」を開催いたしました。
令和3年10月30日(土)に、「災害治療学シンポジウムin千葉2021 ポストコロナ禍における複合災害に備える ~防災のいまを考える~」をオンラインで開催しました。
これは国立大学等の教育研究活動をより広く知ってもらうことを目的に、国立大学協会が展開する「防災・日本再生シンポジウム」の一環として採択された企画です。
昨年度に引き続き、当シンポジウムでは世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症や、災害大国である日本で近年、多発する大型台風や地震等の自然災害、そしてこれらが同時に発生した場合(複合災害)をテーマとして、行政・医療機関・大学が、それぞれの取り組みや課題について地域の皆様に向けて情報発信を行い、共に考えることを目的としています。
今年度で2回目となる本シンポジウムは、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みた上で、より多くの方々に講演内容を届けることができるよう、YouTubeでのライブ配信を行いました。
シンポジウムの参加者からは、「オンラインという視聴の選択があることで、移動時間や居住地等に捉われることなく参加でき、またYouTubeで気軽に視聴できるのはありがたい。」「ニュースでもあまり取り上げられていなかった内容を、専門家の多種多様な角度から一同に話を聞く機会が得られてよかった。」等との感想が寄せられました。
災害治療学シンポジウムの動画は千葉大学公式YouTubeからご視聴いただけます。
災害治療学シンポジウムin千葉(2020)
「災害治療学シンポジウムin千葉」を開催しました
令和2年10月24日(土)に、亥鼻キャンパスのゐのはな記念講堂において、「災害治療学シンポジウムin千葉~台風被害とコロナ禍の複合災害に備える防災の最前線」を開催しました。
このシンポジウムでは、日本で多発する台風や地震等の自然災害,世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症、そしてこれらが同時に発生した場合の複合災害をテーマとして、行政・医療機関・大学がそれぞれの取り組みや課題を災害に直面しうる地域に皆様と共有し、ともに考えることを目的として講演発表や議論を行いました。
午前の部では、「千葉大学の防災への取り組み」および「防災に果たすアカデミアの役割」をテーマに、新型コロナウイルス感染症について、ドライブスルー検査と救急医の役割、ウイルス学から見たコロナ禍への対応などの発表があったほか、自然災害等については災害看護学やAI、ランドスケープ学など多様な学術分野の研究者が防災・減災に関する研究や活動を紹介しました。さらには自然災害や新興感染症の課題解決のために、千葉大学が推進する災害治療学研究所の設立構想について説明しました。
午後の部では、台風被害やコロナ禍に直面する中で、日々の生活のあり方や防災への心構えなど、身近な話題をテーマとしました。千葉市の熊谷俊人市長、いすみ市の太田洋市長、千葉大学医学部附属病院の横手幸太郎病院長が登壇し、各々がリーダーとしての立場から、これまでの対応や防災への考え方など、地域の皆さんへメッセージが送られました。その後のセッションでは、千葉大学が行ってきた災害医療活動と新型コロナウイルス感染症への対応、台風災害等により発生し健康を脅かすカビの脅威とその対策などについて、それぞれの立場に立つ専門家から説明がありました。